「何をすれば良いかわからない」そんな時に役立つ2つのヒント

 

ある夏の日に20代前半の男の子としばらく話をする機会があった。

彼はその時に入社した会社を今月で辞めるとのこと。

 

「たった数ヶ月で?」

もちろんそんな風にも思ったが、それ以上に気になったのが

「何をすればよいかわからない」

と彼が話していたこと。

 

ボクも20代前半の時は、同じような事を感じていた。

「公務員でも目指そうか」と考えると同時に浮かんでくるのは「そんな人生でいいのか」という葛藤。

飛び抜けてダメな教科も、飛び抜けてできる教科もなかったボクは“自分には何ができるか”以前に“自分は何が好きなのか”すらもわからなかった。

 

ボクが頭に思い描いていることをノートに書き留めるようになったのもその頃からかもしれない。

「今月で会社を辞める」そう話した彼と話した後、改めて20代の頃、自分が書いていたノートを開いてみた。

するとその中には未だにボク自身が生き方のキーワードとしているふたつのヒントが書かれていた。

 

 

『やりたいことよりもなりたい人を探そう。その方がきっと近道』

『生きる意味を探すよりも、死ねない理由を持ってる方がずっと自分らしい』

 

 

当時のボクは無駄に東京に出てきてしまったものの、目標や夢なんてものはなく、ただただ毎月貰える給料のためだけの生活をしていた。

とはいえ、頭の中はどこから溢れてくるのかわからないほどの危機感でいっぱい。

何が不安なのかわからないけど、このままじゃダメだって事はわかる。

でも360度どこを見渡しても正解は見つけられなかった。

 

きっとこのふたつの言葉は、もがきならも必死で“やりたいこと”“自分が生きる意味”を探そうとした結果、生まれた言葉だろう。

未だにやりたいことよりも素敵な生き方をしている人を参考にしたいと思うし、新しい出会いをたくさんしたいと思える動機のひとつでもある。

 

そしてもうひとつの言葉のように、生きる意味なんて未だに見つけられていないし正直今は興味すらない。

それ以上に今自分が置かれている状況で自分ができることや、自分を囲む人たちのことを思えば「今はまだ死ねない」そう思える理由がたくさんあると感じられる。

 

実は恥ずかしながら、当時のボクは実家に帰って母親に泣きついた事があるほど切羽詰っていた。

しかしその中から生まれた言葉が未だに自分の人生のコンパスとして働いていることを考えると、当時もがき苦しんだことも無駄ではなかったなと思える。

 

 

その後、改めて彼にもこの言葉を伝えたけれど小さな街灯くらいにはなっただろうか。

 

やりたい事がわからないなら今は探さなくてもいい。

まずは自分が素敵だなと思える生き方をしている人に会おう。

 

生きる意味なんて誰も持っていない。

家族がいる、本気で心配してくれる友達がいる、まだやりたいのにやれていない事がある、行きたいのに行けていない場所がある、まだ彼女ができたことがない・・・。

そういった“まだ今は死ねない!”そう思える理由を持っている方が、ずっと自分にしかできない生き方だと言えるのではないだろうか。

 

『やりたいことよりもなりたい人を探す』

『生きる意味より死ねない理由が大切』

 

このふたつの言葉がやりたいことが見つからない、と悩む人の肩の荷を少し軽くしてあげられられば、そう思う。

 

 

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